さらばイトゥルベ。

2016年になりました。
12月までの低調なゲーム内容が改善されるのか。
1月は今シーズンを占う意味でも好スタートを期待したいですね。


さて、一月になり、移籍マーケットがオープンしました。
ローマ関連ではすでに、イトゥルベがプレミアのボーンマスに移籍が決定しています。
イトゥルベに関しては全世界のロマニスタの意見は一致してるでしょう。
結局、最後までフィットできませんでした。
チームのプレースタイルとの相性、個人のスキルの問題、いろいろとありますが、
私は本人のメンタルの問題ではないかと思います。
エラス・ヴェローナでプレーしているときは、勢いがあり、ダイナミックな選手でした。


JUAN ITURBE | Goals, Skills, Assists | Hellas Verona | 2013/2014 (HD)



ローマに移籍してきて、守備でのタスクなど戦術的縛りが増え、試合中にやらなくてはいけないことが増えました。それが彼の中で徐々にプレーに迷いを生じさせていき、長所である思い切りの良さが影を潜めるようになり結果が出せない焦りから無理なドリブル、個人プレーが目立ちました。もう悪循環ですね。それでもガルシア監督は辛抱強く起用し続けました。名誉挽回のチャンスは沢山もらえました。そこで結果を残せばまた変わるんでしょうが、彼の場合は結果が出せませんでした。最後の数試合ではチームメイトから信頼を失っている感さえありました。これでは移籍もしょうがないかなという感じです。大事なチームメイトから「失格」の烙印を押されたのです。セリエにきてヴェローナで残留に貢献して、ある程度の自信をもってローマに来たはずです。その自信も砕け散り、彼も移籍を決心したのでしょう。


結果的には完全に力不足でした。移籍金3000万€も完全に過大評価
彼の特性がチームとマッチするかを見抜けなかったサバティーニにもこの失敗の原因の一端はあります。(当時はユベントスからかっさらって獲得。)
ただ、ガルシア監督がイトゥルベを生かすような役割・使い方を見いだせなかったことも事実です。なにもかも上手くいかなかった典型的な例でした。


今回の失敗の原因(責任)は


イトゥルベ 75%、サバティーニ15%、ガルシア監督10%


といったところでしょうか。
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